宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年12月25日、「はやぶさ2」の地球スイングバイの前後に、レーザー高度計(LIDAR)と地上の衛星レーザー測距局との間で、レーザー光を使った光リンク実験を行い、成功したと発表した。 「はやぶさ2」は12月3日に、「地球スイングバイ」と呼ばれる、地球の引力を使って軌道を変える運用を行い成功。目的地である小惑星「リュウグウ」に向かうための軌道に乗った。 JAXAによると、そのスイングバイ後に、オーストラリアのキャンベラ近郊にある豪州宇宙環境研究センターのストロムロ山局から、「はやぶさ2」のLIDARに向けてレーザー送信を試み、その結果、地球から距離670万kmのところでLIDARはレーザー光を受信し、1way(片道)の光リンクを確立することができたという。 惑星探査機との光リンクの確立には、搭載LIDARと地上のレーザー局の技術に加えて、精密な軌道予測
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