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2019年3月2日のブックマーク (4件)

  • 自分らしく生きたある若い女性の話、としてのリンドグレーン。【その2】|さわぐり

    出産と別れコペンハーゲンに降り立ったアストリッドを出迎えたのは、ステウンス夫人の息子カールだった。彼は中央駅から、Håbets Allé (コペンハーゲンの養母が暮らしていた通りの名前。直訳すると「希望の道、希望通り」となる)の自宅までアストリッドを案内した。 路面電車で、二人はまだ緑の残るブロンスホイ(Brønshøj) 地区へと向かった。電車を降りて向かった先は、二階建ての一軒家。ここはアストリッドがその後生涯に渡って何度も訪れることになった家だ。ちなみに一番最後に訪れたのは1996年。誰が住んでいるかも知らず訪問したアストリッドは、驚く家主に自己紹介し、事情を話して中に通してもらう。そして当時、生まれたばかりの息子に授乳していた二階の部屋で、しばし一人座って過ごしたという。 養母のマリアは当時もう一人小さな男の子、エッセ(Esse)を育てていた。マリアは常に数人の子どもを育てており、

    自分らしく生きたある若い女性の話、としてのリンドグレーン。【その2】|さわぐり
  • 自分らしく生きたある若い女性の話、としてのリンドグレーン。【その1】|さわぐり

    公共図書館で働いていた時、保護者から一番よく尋ねられたのは、『アストリッドリンドグレーンの作品がどこにあるか』だった。もっともよく尋ねられた作品は「はるかな国の兄弟」と「山賊の娘ローニャ」。ピッピやエーミルも大人気なことは間違いないが、特にこの二つの作品は、子どもとぜひ一緒に読みたいと思う親が多い。デンマークの作家ではない彼女の作品は、児童図書館でアンデルセン以上に圧倒的なポジションを確立している。 正直に告白すると、あまりにもよく知られている作品であるにもかかわらず、わたしはリンドグレーンの作品にあまり興味がなかった。こんなにも世代を超えて、人々の心に残っていることをあまりよくわかっていなかった。そんなわたしが、彼女の生い立ちについて知る機会が訪れたのが2016年夏。彼女の生まれ育った家Näsを訪れた時だ。「やかまし村の子どもたち」にも描かれている、ほのぼのとした子ども時代のあと、彼女が

    自分らしく生きたある若い女性の話、としてのリンドグレーン。【その1】|さわぐり
  • ネット衛星「きずな」運用終了 震災など11年の活躍に幕

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月1日、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の運用を終了したと発表した。世界最高速の3.2Gbps衛星伝送(2014年当時)や、被災地への通信環境提供など、約11年の活躍に幕を下ろした。 2月9日午前6時36分頃からきずなと通信できない状態になっていた。JAXAは約2週間にわたって復旧を試みたが、「これ以上の運用は不可能」と判断。きずなの送信機とバッテリーを停止するコマンドを27日午後3時54分に送信。これをもって運用を終了したという。 きずなは、高速通信網が整備されていないアジア・太平洋地域の情報格差解消や、衛星を使ったギガビット級の高速通信技術の確立を目的として、JAXAとNICT(情報通信研究機構)が共同開発した衛星。08年2月に種子島宇宙センター(鹿児島県)からH-IIAロケット14号機で打ち上げられた。 打ち上げ時の伝送速度は622

    ネット衛星「きずな」運用終了 震災など11年の活躍に幕
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2019/03/02
    2009年の皆既日食ライヴ中継も印象に残っている。5年の設計寿命の後も後期運用として4K映像の非圧縮伝送や南海トラフ地震を想定した通信訓練などをしていた
  • 被災地を宇宙から支えた「きずな」、11年の活躍を終え運用終了へ

    2019年3月1日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)から1機の衛星の運用終了がアナウンスされました。 その名は、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)。超高速な衛星通信を広い範囲に提供するための技術実証を目的に、11年前の2008年2月23日、種子島宇宙センターからH-IIAロケット14号機によって打ち上げられました。 「きずな」は5年という設計寿命を超えて運用が続けられ、2014年に当時としては世界初となる最大3.2Gbpsの超高速通信を実現しています。技術実証が目的の実験機と呼べる衛星でしたが、今から8年前の2011年、東北地方太平洋沖地震によって通信設備に被害を受けた岩手県の釜石市および大船渡市において、現地対策部と岩手県庁を結ぶ通信手段や被災地からのインターネットアクセス手段として、「きずな」を用いたブロードバンド環境が活用されました。 たとえ地上の設備が一切使えない壊

    被災地を宇宙から支えた「きずな」、11年の活躍を終え運用終了へ
    halca-kaukana
    halca-kaukana 2019/03/02
    2月9日ごろから通信ができない状態となり、復旧を試みたが回復せず。東日本大震災の時には被災地からの通信手段となった。ありがとう、お疲れ様。