先日アップした論文「新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック期間中のオーケストラ演奏業務に対する共同声明」全訳を、須藤伊知郎先生(西南学院神学部教授)がしてくださいました。 ここに深く感謝を表明し、アップさせていただきます。 誤解や誤読を避け、また原文との比較検討を可能とするため、ほぼ直訳の形で翻訳されています。 これは、ベルリンフィルをはじめとするプロのオーケストラが自らの興行を再開させるために、コロナの危険性と向き合い、その対処方法を提案した声明です。行政が許可を出す際の判断材料としての意味合いを含みますので、客観性・具体性に富んでいます。プロアマ問わず、活動再開に際する重要事項がまとめられていますので、どうぞ、ご一読ください。 とりわけオーケストラ、音楽大学関係者への拡散を希望します。 以下、全訳転記 「新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック期間中のオーケストラ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国内のオーケストラは公演ができない状態が長引くうえ再開もすぐにはできず、1000を超える公演が中止や延期に追い込まれています。 このうちおよそ300公演は、今月以降に予定されていたもので、緊急事態宣言が全国で解除されたあとも、すぐには公演を再開できず苦境に立たされています。 再開に時間がかかる理由について、連盟は楽団員がこの3か月間、集まって練習できなかったうえ、舞台上や客席のいわゆる「3密」を防ぐ方法が定まっていないことや、海外の指揮者やソリストが来日するめどが立っていないことなどを挙げています。 また、客どうしの間隔を広げるために客席を減らした場合、チケット収入だけでは赤字になるおそれもあり、再開しても公演を続けていけるのか心配する声が聞かれるということです。 連盟の桑原浩常務理事は、「不安材料は、資金と芸術表現の大きく2つの面で残っている。再開す
新型コロナウイルスの新たな感染者が減っているオーストリアでは名門のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がおよそ3か月ぶりとなる公演を行い、音楽の都ウィーンにクラシックの調べが戻ってきました。 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は5日、ウィーン中心部にある楽友協会のホールで世界的な指揮者、ダニエル・バレンボイム氏の指揮でモーツァルトのピアノ協奏曲第27番とベートーベンの交響曲第5番「運命」を演奏しました。 公演は新型コロナウイルスの影響でことし3月中旬以降、すべて中止となっていたため、およそ3か月ぶりとなりましたが、観客数は政府の感染予防対策に従い、通常の20分の1以下の100人に限り、座る席の距離もとりました。 公演のあと観客の女性は「感動して泣いてしまった。私にとって、とても特別な夜になりました」と話していました。 また、観客の男性は「公演の感染対策は完璧だったので、怖くはありませんでした
宇宙空間を漂うロケットの部品などの宇宙のごみを取り除くため、レーザー光線を照射してごみを地球の大気圏に落下させる人工衛星の開発を大手の衛星通信事業者が始めることになりました。 こうした中、大手の衛星通信事業者の「スカパーJSAT」と理化学研究所などはJAXAと連携してレーザー光線を使って宇宙のごみを除去する人工衛星の開発を始めることになりました。 開発する人工衛星はレーザー光線をごみに照射し、吹き出すガスの力で地球の大気圏に落下させるもので、早ければ3年後に宇宙に打ち上げて技術を実証することを目指します。 JAXAは宇宙ごみの除去を民間企業のビジネスに育てることを目指していて、宇宙ベンチャー企業が磁石を使って宇宙ごみを除去する人工衛星の開発を進めているほか、大手機械メーカーも宇宙ごみをアームで捉える人工衛星の開発を進めています。
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