探査機「はやぶさ2」の、小惑星の砂が入ったとみられるカプセルが、最終目的地である神奈川県のJAXA=宇宙航空研究開発機構の施設に運び込まれ、プロジェクトの担当者は「新しい科学がここからスタートすることになる」と今後の科学的成果に期待を述べました。 オーストラリアの砂漠地帯で6日回収された探査機「はやぶさ2」のカプセルは、ケースに入れられて飛行機とトラックで最終目的地である神奈川県相模原市のJAXA宇宙科学研究所に運び込まれました。 その後、開かれた記者会見で、宇宙科学研究所の國中均所長は「カプセルを運ぶ沿道や研究所の正門の前では多くの方々に応援をいただきありがとうございました。今後は物質を分析する段階に入りますが、科学的価値を最大限に高められるよう確実に実施していきたい」と述べました。 さらに「コロナの影響で活動が制限され、帰還を延期することも頭をよぎった。しかし、チャーター機を使ってでも