ことし3月、打ち上げに失敗した日本の新たな主力ロケット「H3」の初号機について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、試験や解析などをもとに失敗に至ったと想定されるケースを9つに絞り込み、このうち2つは「H3」だけに搭載された機器が深く関係しているケースだと明らかにしました。 ことし3月、日本の新たな主力ロケット「H3」の初号機は2段目のエンジンが着火せず打ち上げに失敗し、これまでの調査でエンジン内部の機器がショートなどを起こした可能性が高いことがわかっています。 JAXAは22日、最新の調査結果を報告し、試験や解析などをもとに機器のショートなどに至ったと想定されるケースを9つに絞り込んだと明らかにしました。 2段エンジンの設計は運用中の「H2A」ロケットとほぼ同じですが、「H3」だけに搭載された機器が深く関係しているケースが9つのうち2つあるということです。 残りの7つは「H2A」と共通する
![「H3」打ち上げ失敗 想定されるケースは9つ JAXA | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/eec0182a93ed0f0fdbc2b68f6d1b3aa38a4839eb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230622%2FK10014106781_2306221742_0622181402_01_02.jpg)