派手な金ピカのカラーリングに、大きくせり出したオーバーフェンダー。低い車高に、ワインレッドのチンチラを敷きつめた内装――。まるで昭和の暴走族がタイムスリップしてきたような「族車」が、千葉・幕張メッセで15日に始まった改造車の祭典「東京オートサロン」に出展された。作ったのは専門学校生の若者たち。当時の不良スタイルを再現しつつ、車検を取得して公道を走ることができる、極めて「マジメ」な卒業制作だった。 名付けて「若馬(わかば)」。「若い馬鹿どもの集大成」と自嘲しながら、日本自動車大学校(千葉県成田市)の学生6人が昨年夏から制作に取り組んだ。ベースにした車は、1980年代中期に売られていた日産自動車のブルーバード。鹿児島県内の中古車店が売り出しているのをネットで見つけ、約8万円で購入。輸送に10万円ほどかかったという。パーツ代も含めて制作費100万円以内、という学校側の課題をクリアした。 インテリ
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