今年5月、国際金融業界において1つのビッグニュースがありました。米国の大手金融機関であるバンク・オブ・アメリカが株主総会において、石炭産業に対する新たな投資方針「Bank of America Coal Policy」を採択し、気候変動問題の解決に向けて、石炭産業に対する投資を大幅に削減すると発表したのです。(環境NGO A SEED JAPAN共同代表=土谷和之) さらに、同じく5月末には、世界で2番目に大きな運用資金を誇るノルウェー政府年金基も、石炭関連企業への投資から撤退することを決定しました。 今年11月からパリで開催されるCOP21(気候変動枠組条約締約国会議)に向け、石炭産業へのプレッシャーが高まっている最中、世界最大級の金融機関・機関投資家がこうした方針を掲げたことは、まさしく画期的な出来事と評価できると思います。 さて、こうした中、国際NGOバンクトラックが、7月から
● 未成熟な投資家層と 市場を理解していない政府 足元で、ギリシャ問題と並んで中国の株式市場の動向が世界中の注目を集めている。人民銀行の金利引き下げなどの影響もあり、同国を代表する上海総合株指数は6月12日までの一年間で約2.5倍にまで跳ね上がった。まさに“株式バブル”の状況だった。 【詳細画像または表】 バブルは永久に続くことはない。その後、上海の株式市場は下落に転じ、一時は下落に歯止めがかからない状況となった。株価の急落に対して、共産党政権はなりふり構わぬ株価下支え政策を打ち出し、7月9日〜13日、株価はようやく10%以上反発した。 今回の中国株式市場の動向の背景には、個人投資家が取引の約8割を占めるという特性がある。主要先進国の株式市場には、大きく分けて二通りの投資家がいる。一つは機関投資家で、投資理論などの専門知識を持ち、それなりの合理性を持って運用に当たることが多い。 も
日本株は「ギリシャ危機」や「中国株暴落」の影響を乗り越え、日経平均株価は再び2万円台を回復、年初来高値が再び見えてきた。さて、直近の2週間、カリスマ投資家の内田衛氏は何をやっていたのであろうか。やはりというべきか、カリスマ投資家にふさわしい投資行動をとっていたようだ。いつもように「株日記」で振り返ってみよう。 ■ ギリシャ危機なのに、マルハニチロの株価は強いぞ! 【詳細画像または表】 【7月6日(月)】午前6時、ギリシャ国民投票で、緊縮策受け入れ反対多数でチプラス首相が勝利宣言! 反対61.31%、賛成38.69%。ギリシャはユーロ離脱か? 日経平均株価は、427円安の2万0112円と大幅安。そんな中でも、優待目的保有銘柄のマルハニチロ(1333)は19円高の2039円(高値2044円)で年初来高値を更新した。ギリシャ国債売りが殺到、2年物国債金利47.1%台(先週末35.3%)、1
つい先日、30年近いキャリアをもつ人事コンサルタントを取材した。中小企業(この場合、正社員数が300人以下)の管理職は、なぜ、自分のことを「優秀」と思い込んでいるのか、どうして自信満々なのか、といったことが話題に上がった。少なくとも、そのコンサルタントの方と私の間では、そのあたりの認識が一致した。今回は、中小企業の管理職が勘違いしやすい理由について考えてみたい。 1.「管理職」になることが簡単 中小企業が抱える問題のひとつに、社員の定着率が低いということがある。短い期間に次々と辞めていくため、なかなか人材を育成することができないという事情がある。結果的に、業績が長い間、伸び悩むという負のスパイラルが生まれる。ただ、こういった組織の中で管理職になるのは、大企業に比べるとはるかにスムーズだ。要は、ライバルが少ないのだ。 ここ十数年、大企業では管理職になれない人が溢れているが、一方で中小企
新国立競技場の建設費2520億円のハシタ金で大騒ぎする日本人が平和すぎて、頭痛が痛い。(中嶋よしふみ SCOL編集長・FP) 連日報道されていた新国立競技場の建設は、一旦「総理の決断」で幕を引くことになりそうだ。今後もまだひと悶着はありそうだが、少なくとも2520億円より予算が下がる事は間違いなさそうだ。 当初予算の1300億円から1000億円以上も上乗せされ、場合によっては3000億円を超えてしまうのではと報道されると、いったい誰が犯人なのかと日本中が大騒ぎになった。デザイン通りに作ると駅をつぶす必要があるとか、森さんの気持ちを考えろとか、安保法案から注意をそらすための陽動作戦だったとか、わけのわからない話も多数出た。 しかし、たったの2520億円でこれだけ大騒ぎをするのは異常としかいいようがない。日本では毎日、新国立競技場一つ分以上のお金が垂れ流されているからだ。年間100兆円を超
この1ヵ月で、2億人が1000万円の財産を失った。株価の大暴落が引き金となって、リーマン・ショック、ユーロ危機に続く金融危機がやって来るのか。 「中国株は、中国共産党が胴元になっている賭博です。共産党は配下に収めている政府機関と官製メディアを使って煽り、2億人以上の国民を株式市場に駆り立てておきながら、あげくその資産を収奪したに等しい。いまや中国全土が大混乱に陥っていて、夥しい借金を抱えて自殺する人も相次いでいます」 こう証言するのは、元中国有力紙の編集委員で著名コラムニストの頂利氏だ。 自殺第一号は先月10日、湖南省で起こった。省都・長沙市のタワーマンション22階から、32歳の侯氏が飛び降り自殺したのだ。 その日の午後3時過ぎ、証券市場が終了した後、侯氏は「金儲けをしたい屍」と題した「遺書」をネットにアップした。 〈この世に別れを告げるにあたって、私はただこう言いたい。賭けをする
風のうわさにそんな話を聞いた。谷川さんって詩の人? そうそう、詩の人。 谷川俊太郎さんは現在83歳。1948年、17歳から詩の発表をはじめ、21歳で書いた「二十億光年の孤独」でデビュー。誰でもわかる言葉で現代的な詩を書きつづけてきた。最近は萩原朔太郎などと並んで「国語の教科書の人」という感じになっている。 そんな詩の人がオタクって本当なのか。真相を追求すべく、連休のよく晴れた日、都内某所の谷川さん宅におじゃましたのであった。 ●MacBook Proで詩を書いている 「これなんだけどね、Palmがなくなったとき買ったやつで<sup>※</sup>」 谷川さんはこちらがソファに座るなり、なにやらいろいろ机に広げはじめてしまった。ああ、これはソニーのPDA『CLIE』ですかね……ってええと待ってくださいね。まず、詩を書くのにパソコンを使ってるって話ですけど。 「いまメインで使ってる
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