米国の10PFlops級スーパーコンピュータ(スパコン)の1番乗りと見られていた「Blue Watersプロジェクト」からIBMが撤退するという衝撃の発表が8月6日(米国時間)なされた。 日本の「京」スパコンが2011年6月に8.162PFlopsを達成してTop500の1位になったのは記憶に新しい。米国でもいくつかの10~20PFlops級のスパコンのプロジェクトが走っているが、その中で、「京」と完成予定が近くトップを争うと考えられていたのが、イリノイ大学の構内にあるNational Center for Computing Applications(NCSA)に設置される「Blue Waters」である。Blue Watersスパコンのピーク性能の目標値は公表されていないが、一般には「京」と同程度の10PFlopsと見られていた。 NCSAのNational Petascale Com