この夏に軽井沢で長野県産ワインをプロモーションするためのレストランをオープンしたのだが、当初の予想通りと言うか、とにかく全く儲からない。クラウドファンディングで沢山の方々から開業資金のご支援を頂いて、それが大きな助けになっているのだが、それでも内装・設備など開業コストの負担が重過ぎて、とても投下資金が回収できる感じはない。 レストラン経営が儲からないとは聞いていたものの、売上、原価、人件費、家賃、減価償却費くらいしか項目がない単純なビジネスモデルなのに、黒字にするのが驚くほど難しいことを改めて思い知らされた。 そんな時に、この『未来食堂ができるまで』に関するダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー編集部による書評『未来食堂は、経営の未来となるか』 を読んで俄然興味が湧き、その日の内に神保町の日本教育会館の地下にある未来食堂まで行ってランチを頂いてきた。 いきなり本書の著者である小林せか