阿久根市長に西平氏当選確実に 3選目指した竹原氏落選2011年1月16日19時20分 印刷 Check 住民投票で市長が解職された鹿児島県阿久根市の出直し市長選は16日、養鶏会社経営の新顔西平良将氏(37)が、3選を目指した前職竹原信一氏(51)=共に無所属=を破って初当選することが確実になった。「市役所・議会改革」を唱え、議会に諮らずに専決処分を繰り返した竹原氏の行政手法が否定された形だ。 西平氏は、市長解職運動を進めた市民団体の元役員。竹原氏が言う「改革」の必要性は認めるが、手法は「独善的だ」と批判。市議会と対立を続けた同氏を意識して「対立より対話が重要」と訴えた。 政策面では市職員の人件費を「4年間で15%削減」、議員定数16も「2〜6減」と公約。相手側と議論しながら中長期的に実現するとした。農水産物の商品化支援など民間所得の向上策も打ち出した。 住民投票に必要な署名が集まった昨年9