東日本大震災で被災した支社に対して、シンクライアント端末の代替機を送り業務を再開した。仮想デスクトップの仕組みにより、全社員のデスクトップ環境を首都圏のデータセンターで一元運用していたから可能だった 仙台など被災地の支社では、津波の影響で端末が利用できなくなった。ところが同社は、NECの「VirtualPCCenter」を導入し、仮想デスクトップに移行していた。社員のデスクトップ環境は、東京圏のデータセンターにまとめてある。被災した支社の会議室や災害対策拠点に代替機を設置し、データセンターにつなぐことで、使い慣れたデスクトップ環境が呼び出せた。 被災地に駆け付けた社員も、この仕組みで自分のデスクトップ環境に接続し、業務を支援した。同社が被災地に送った代替機は、2011年4月末までに1800台に上った。 三菱東京UFJ銀行は5万台弱を移行中 震災対策や電力不足への懸念から、BCP(事業継続計