日本から輸入される農水畜産物に対する放射能検査が強化されたなか、ソウル可楽洞の水産物市場で保健環境研究院職員が携帯用放射能測定機を使い、万一の汚染に備え韓国産農水産物も放射能汚染度を検査している=資料写真//ハンギョレ新聞社 昨年、食品医薬品安全処(食薬処)が主管する「食品放射能安全管理教育」の講義に参加したことがある。全国を巡回して消費者に放射能教育をする目的で「放射能と放射線に対する正しい理解」「食品の放射能安全性評価」「国内流通食品の放射能安全管理状況」の3つの部門で3人の専門家を招いた講義だった。 数多くの食品放射能の講義や書籍、国際的傾向を見聞きしてきた筆者にとり、耳を疑わざるを得ない内容だった。それは「放射線ホルミシス」(低線量は有用で微量の放射能は食してもかまわないとする理論)の講義に他ならなかった。同理論はすでに国際的にまやかしの理論と烙印を押された、原発賛成論者の中でもご
NHKと民放が第三者機関としてつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)がNHK報道番組「クローズアップ現代」のやらせをめぐる意見書の中で、自民党の事情聴取や総務省の厳重注意を「圧力」「介入」と非難したことに対し、同党の谷垣禎一幹事長は九日の記者会見で「報道の自由があるから、やらせに一切口をつぐんでいるのがいいとは思えない」と反論した。 谷垣氏は「放送は貴重な電波資源を使っている」と指摘。同様の事例があれば「来てもらって実情を聞くことはある」と、今後も放送局幹部らから聴取する可能性を示した。菅義偉(すがよしひで)官房長官も記者会見で、総務省の厳重注意を「放送法を所管する立場から必要な対応」と強調。BPOに対し「放送法に規定する番組編集の際の順守事項を単なる倫理規定と誤解している」と述べた。
「わずか1mmにみたない線虫が、がん患者を見分ける」。九州大学大学院理学研究院、広津崇亮助教らの研究グループは、C.エレガンスと呼ばれる線虫を用いてがん患者を識別するという研究成果を、2015年3月、米国オンライン科学誌「プロスワン」に発表した。 線虫とは、糸状の体型をした線形動物門に属する生物で、地球上に1万種以上が存在している。よく知られている線虫に、サバに寄生し食中毒の原因となるアニサキスがいるが、土壌中に生息するC.エレガンスは、実験材料として使われるため研究者にとって極めてポピュラーな線虫である。 がん患者の体液、口臭、尿などには、特有の匂いがあると言われている。実は、C.エレガンスは、匂いに敏感に反応する線虫で、嗅覚受容体の数が犬の約1.5倍もあるという。好みの匂いに引き寄せられ、逆にイヤなにおいからは遠ざかる。この習性を利用し、がん患者特有の匂いを嗅ぎ分けさせるのだ。 がん罹
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