米大統領の共和党候補トランプ氏は1日、民主党のクリントン前国務長官について「(過激派組織)『イスラム国』(IS)と関係する企業から資金を受け取っていた」と、自身のツイッターで批判した。 トランプ氏が指摘したのは、フランスのセメント会社「ラファージュ」で、仏ルモンド紙が6月、同社がシリアの工場操業のため、ISなどから石油を購入するなど取引していたと報じたことを受けたもの。 トランプ陣営のミラー上級政策アドバイザーも同日に声明を出し、クリントン一家が運営する「クリントン財団」のホームページに、ラファージュから5万~10万ドル(約510万~約1020万円)の献金を受けたことが掲載されていると指摘。「近代史上、どの主要な大統領候補よりも、クリントン氏は残忍なイスラム神政政権と関係している」などと批判した。(ワシントン=佐藤武嗣)