雑誌 ケトル スティーヴン・キング特集を、 まためくる。 モダンホラーのなんたるかは スティーヴン・キングから教わった 藤田和日郎先生の寄稿文の、 タイトルである。 僕は、 回廊を自転車で進むダニーのカットから立ち込める不穏な空気が好きだ。 小説家ポールを支配していく、 『ミザリー』のアニー。 あの晩餐が想起され、 朝食が捗らない。 こういう、日常を侵食される作品が存在することが嬉しい。 単行本ミザリーの表紙を眺めて、 読み返す事にした。 海外文学をあまり読まない僕だが、 キングの魅惑には勝てない。 では、また。