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[CEDEC 2017]基礎からすっかり分かる「これで解決! ゲームに必要な3Dオーディオの全て」の聴講レポート ライター:榎本 涼 2017年8月30日,ゲーム開発者向けのカンファレンス「CEDEC 2017」で,カプコンの岸 智也氏による「これで解決!ゲームに必要な3Dオーディオの全て」と銘打たれた講演が行われた。専門家向けのアカデミックな内容ではなかったものの,3Dオーディオを現状を俯瞰するために必要な情報が網羅されており,基礎から理解できる有益な講義だった。 講演はまず,3Dオーディオの定義から始まった。岸氏によれば,3Dオーディオとは「下から上を含めた,高さ方向のあるサラウンド」のことだという。3Dオーディオのレンダリング方法はいくつもあるが,ゲームでは現在のところ「VBAP」「Ambisonics」,そして「Binaural」の3つを押さえておけばいいという。続いて,それらにつ
AMD,次世代Radeonで採用する積層メモリ技術「HBM」を解説。キーワードは「高性能&低消費電力」 ライター:米田 聡 2015年5月19日21:00,AMDは,2015年中頃の市場投入が予定されている次世代GPUにおいてカギとなる技術「High Bandwidth Memory」(以下,HBM)の概要を発表した。今回は,コーポレート副社長兼最高技術責任者(CTO)にしてコーポレートフェローでもあるJoe Macri(ジョー・マクリー)氏が電話会議で語った内容を基に,HBMとは何であり,それが次世代Radeonにどういったメリットをもたらすのかをまとめてみたい。 GDDR5の実装面積&消費電力問題を解決するHBM Macri氏は,HBMとは何かを説明する前に,HBMが必要とされる背景として「実装面積」と「電力性能比」の問題があると述べた。 下に示したスライドで右に見えるのは,「Rade
「ギターエフェクタ風USBフットペダル」のソースコードがGitHubで公開される。ライセンス準拠なら自由に利用可能 編集部:小西利明 2015年7月2日,ビット・トレード・ワンは,ギターエフェクタにしか見えないペダル型入力デバイスとして話題を集めた「Tone Pedal+」のソースコードを,プロジェクト共有サービス「GitHub」上で公開した。公開されるソースコードには,Tone Pedal+のファームウェアと設定ソフト,回路図などが含まれており,やろうと思えば,Tone Pedal+の機能を根本から変更し,まったく異なるデバイスとして使用できるようになるとのことだ。 同社が「Assembly Desk License」(以下,ADL)と呼ぶライセンスに準拠した形であれば,改変や再配布,商用利用も無料で行えるという,自由度の高さもポイントといえる。 ビット・トレード・ワンでは今後も,同社が
[GTC 2015]GPUが機械学習型AIを人間より賢くする? NVIDIA CEOによるGTC 2015基調講演レポート ライター:西川善司 Jen-Hsun Huang氏(Co-Founder and CEO, NVIDIA)。最近,講演で氏が登壇するときは,決まって肩に鋲の入ったこのジャンパーを着ている 北米時間2015年3月17日,NVIDIA主催のGPUコンピューティング開発者会議「GPU Technology Conference 2015」(以下,GTC 2015)が米国サンノゼで開幕した。会期初日には,NVIDIAの社長兼CEOであるJen-Hsun Huang(ジェンスン・フアン)氏が登壇する基調講演が行われ,同社の最新製品や,GPGPU分野の最新動向についてが解説されている。 講演の冒頭で,Huang氏は「今日,アナウンスしたいことは4つある」と語りだした。スライドで掲
[CEDEC 2014]ナムコ作品で見る乱数の歴史。「ゲーム世界を動かすサイコロの正体 〜 往年のナムコタイトルから学ぶ乱数の進化と応用」レポート ライター:箭本進一 神奈川のパシフィコ横浜で行われた,ゲーム開発者向けイベントCEDEC 2014の最終日である2014年9月4日,「ゲーム世界を動かすサイコロの正体 〜 往年のナムコタイトルから学ぶ乱数の進化と応用」という講演が行われた。 登壇したバンダイナムコスタジオ HE技術部 加来量一氏 この講演のユニークな点は,旧ナムコの作品を「乱数」という視点から振り返るということだ。バンダイナムコスタジオ HE技術部のプログラマーである加来量一氏は,旧ナムコの初期作品50本を解析し,それぞれの時代でどのような乱数が使われていたかを特定した。そこから見えてくる乱数技術改良の歴史を見ていくというのが,講義の主旨なのである。 1980年代のナムコアーケ
[CEDEC 2011]AIに命を。「ぽかぽかアイルー村」のアフォーダンス指向によるAI事例と「ARMORED CORE V」の三次元的な移動経路検索 ライター:箭本進一 CEDEC 2011で,「AIに命を吹き込むには」と題されたショートセッションが行われた。 このセッションでは,PSP用ソフト「モンハン日記 ぽかぽかアイルー村」(以下,アイルー村)と,「ARMORED CORE V」(PS3/Xbox 360)以下,ACV)のAIに,どんな工夫が凝らされているのかが解説された。 アイルー1匹当たり1500行のAI フロム・ソフトウェア制作二部,並木幸介氏 最初に登壇したのは,アイルー村のAI開発を担当したフロム・ソフトウェア制作二部のプログラマーである並木幸介氏。 本作は人気キャラクターであるアイルーが,狩りや採集などを行い,村を発展させながら仲間を増やしていくという内容のゲーム。いか
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