2013年2月23日に東京・品川でRuby20周年記念パーティーが開催されました。Rubyアソシエーションと日本Rubyの会が合同で企画したものです。祝辞(というよりも、むしろ講演)が7本ほど続き、会場はずっと拍手と笑いに包まれ、和やかなムードでした。 私は、Rubyの生みの親、まつもとゆきひろ氏のインタビュワーを務めさせて頂きましたので動画を公開します。 インタビューは20分の予定でしたが、会場からたくさん質問が出て盛り上がったので延長していたようです。動画は38分ほどあります。 以下、いくつかまつもと氏の発言を箇条書きでご紹介します。 20年前のRuby登場時、「ふつうのプログラマはオブジェクト指向は知らなかった。縁のないものだったと思う」。C++でCADを作るような人とか、アカデミックな世界以外ではオブジェクト指向は普及していなかった。 Rubyの仕様について検討する「Rubyコミッ