ダイキン工業と日本電気(NEC)は、2016年から取り組んでいる知的生産性を高める空気・空間を実現するための共同研究について、オフィスなどの執務空間における知的生産性向上には、空調による温度刺激が特に効果的であることを実証したと、7月26日付で発表した。さらに、眠気の兆しが見えた早期の段階で刺激を与えることが、覚醒度を保つのに効果的であることも合わせて明らかにした。 知的生産性を高めるには、眠気をおさえて覚醒度を適切に保つことが重要だと言われているなか、この実証実験では、覚醒度を適切に保つにはどのような方法やタイミングの刺激がよいかを確かめるため、定期的に被験者の覚醒度を測りながら、空調(温度)や照明(照度)、アロマ(芳香)それぞれの刺激を与え、覚醒度の変化を検証したという。 検証方法としては、環境条件を所定のタイミングで変化させたときの、被験者の覚醒度変化を確認する実証実験を実施。被験者