エプソンは年末年始の商戦に向けて、2012年9月から大量の家庭向けA4カラーインクジェット複合機および小型フォトプリンタを市場に投入している。その総数は9機種14モデルであり、昨年と変わらぬモデル数を誇る堂々たる陣容を整えてきた。 ラインアップの内訳はA4カラーインクジェット複合機の「カラリオ・プリンター」が7機種11モデル、小型フォトプリンタの「カラリオミー」が2機種3モデルだ。2011年は「プロセレクション」のA3ノビプリンタ1機種(PX-7V)が同時発表されたので、実質的にはカラリオシリーズの幅がさらに広がったことになる。 拡充されたのはエントリークラスの「PX-045A」だ。液晶モニタは搭載せず、メモリカードからのダイレクトプリントもできないとはいえ、カラリオの複合機が1万円を切るのは驚きだ。「間に合わせの1台」やPCなどとのセット販売用といった層を当て込んでいるのかもしれない。