来月行われる台湾総統選挙の候補者によるテレビ討論会が行われ、再選を目指す蔡英文総統は「台湾の主権を守ることが最優先で、台湾を次の香港にしない」と述べて支持を訴えました。中国への警戒感を追い風に蔡総統がリードする情勢が続いています。 選挙は、再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統と、南部の都市、高雄の市長で最大野党・国民党の韓国瑜氏の事実上2人の争いです。 討論会で蔡総統は圧力を強める中国について触れ「台湾の主権はすでに重大な挑戦に直面している。主権を守り、飲み込まれるのを防ぐのが最優先だ。台湾を次の香港にしない」と述べて支持を訴えました。 これに対し国民党の韓氏は、民進党が独立志向の強い立場をとっていると批判し「民進党が台湾をより孤立させている」と述べて政権交代が必要だと訴えました。 最新の世論調査によりますと、中国への警戒感を追い風に蔡総統がリードしていて、民進党は31日にも中国を念頭に海