静岡新聞の2021年1月11日朝刊では、「静岡新聞SBSは マスコミをやめる。」と題した社告を掲載。次のページには、血判状のごとく、指紋を模したデザインに、809人の社員一人ひとりの決意表明が並べられた。 いかに優れた戦略を立てたとしても、一人で企業変革は成し遂げられない。覚悟の社告の裏側にある、全社員を巻き込んだ“気持ち”のトランスフォームとは。 3年前、入社10年目の中堅社員だった萩原諒は転職を真剣に考えていた。 「僕はこの仕事を続けていても発展性がない、自分自身が成長できていないという感覚があったのです。当時、東京支社営業部の営業マンとして大きいプロジェクトを手がけさせてもらい、それなりに達成感は得られたものの、このまま同じ仕事を繰り返していいのかという疑問がありました」と萩原は振り返る。 オールドメディアは総じて落ち目であり地方新聞はさらに苦しい。自分の未来がどこにあるかが見えなか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く