沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、沖縄県が埋め立ての承認を撤回したことを受けて、防衛省は、工事の再開を目指し、行政不服審査法に基づいて、埋め立ての法律を所管する国土交通大臣に、撤回の効力を一時的に停止する、執行停止の申し立てを行うとともに、撤回の取消を求める審査請求を行いました。 政府が沖縄県が行った埋め立て承認の撤回に対して法的措置に入る方向で調整を進めていることについて、県内に住む66歳の男性は、「県知事選挙で移設に反対する沖縄の民意がこれでもかというぐらい示されているのに、なぜ辺野古にこだわるのか。民主主義を否定しており、憤りしかありません」と話していました。 また、県内に住む65歳の男性は、「政府がこういう形で対抗措置に出るのは許せない。世界も注目している大きな問題なので、沖縄だけでなく日本全体で考えないといけない」と話していました。 沖縄のアメリカ軍普天間