過激化のプロセス欧米で暮らすイスラム系移民の若者が過激化する過程は (1)イラクやアフガニスタン、パレスチナ自治区などでイスラム教徒が苦しんでいることへの怒り (2)イスラムと西洋の道徳的な対立 (3)失業や差別、挫折など個人的な体験を国際情勢に普遍化させる心理的な投射行為 (4)テロ組織への加入 という4段階に分類できるといわれている。 オバマ米大統領はイラクやアフガニスタンから駐留米軍を撤収させているが、シリア内戦の混乱に乗じてイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が台頭してきた。 シリアのアサド大統領(イスラム教アラウィー派)、イラクのマリキ前首相(同シーア派)らシーア派の影響力が中東で拡大するのを防ぐため、サウジアラビアなどスンニ派諸国がイスラム国の活動を黙認したとも言われている。 権力をほしいままにしてスンニ派を虐げるアサド大統領やマリキ前首相という格好の「悪役」を得て、「建国
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