このコラムでは全6回にわたり、未就学期におけるお子さんの子育てや育ちの環境について、おもに発達の遅れや偏り、「発達障害」の側面から、その特徴や具体的な関わり方について紹介していきます。 ◆近年、急速に身近になった「発達障害」というキーワード 最近、小学校の授業における学級崩壊の話がこれまで以上に取りざたされるようになりました。授業に集中できない児童が複数いて、授業が円滑に進まない、集中できない…。そのほか、授業は遅れがちな児童の学習ペースに合わせる必要もあるため、なかなか授業が進まない、など。いわゆる「発達障害」の可能性がある児童が増えているので、学級運営は難しい、という声もあります。 私が運営している保育所の未就学児の中にも、発達が気になる子どもが増えていると感じています。でも、発達に遅れや偏りが見られる子どもは、今になって急に増えてきたのでしょうか? 2003年の文部科学省による「通常
今回はあまり報道されなかった、でも、とてもとても、ものすごく大切な話を取り上げようと思う。 2月15日、「あらゆる立場の人々が参画できる社会の構築」を目的とする参議院の「国民生活・経済に関する調査会」参考人質疑が行われた。 参考人のひとり、熊谷晋一郎氏は生まれた時に酸欠状態になった後遺症で、肢体に障害が残る脳性麻痺患者として車いすで生活している。ご自身のリハビリ生活を赤裸々に描いた「リハビリの夜」(医学書院)は、第9回新潮ドキュメント賞を受賞。東京大学医学部に進んだのち小児科医として病院に勤務し、現在は東京大学先端科学技術研究センターで准教授を務めている。 「障害を持ちながら必死で生きていたけれど、今回の事件でそれを否定された気持ちになった、自分の尊厳が脅かされている」 神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」に入所していた19人が殺害された事件のとき、メディアへの取材にこう答えて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く