入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供) 千葉市中央区の医療法人石郷岡病院の精神科の男性患者=死亡当時(36)=に暴行を加え死亡させたとして、傷害致死罪に問われた当時の准看護師の菅原巧被告(63)=同市若葉区=と田中清被告(67)=千葉県市川市=に対する裁判員裁判の判決公判が14日、千葉地裁で開かれ、高橋康明裁判長は菅原被告に罰金30万円(求刑懲役8年)、田中被告に無罪(同)を言い渡した。 起訴状などによると、両被告は同病院の准看護師だった平成24年1月1日、病院内の保護室で、重度の精神障害で入院していた男性に対し、共謀して顔を足で数回踏みつけ、膝で首を押さえつけるなどの暴行を加え、頸髄(けいずい)損傷などのけがを負わせ、そのけがを原因とする肺
入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供) 千葉市中央区にある医療法人「石郷岡病院」の精神科に入院していた男性患者が首の骨を折り、別の病院に搬送される事件が起きたのは平成24年1月。男性はその後寝たきりとなり、死亡した。負傷から約5年。当時、男性の看護にあたっていた元准看護師の男2人は傷害致死罪で刑事責任を問われ、2人とも無罪を主張。2月中旬に始まった裁判員裁判では、保護室の監視カメラの映像などをめぐり、検察側と弁護側が激しく主張を戦わせる展開となっている。 起訴状などによると、事件は24年の1月1日。世間では新年のあいさつや初詣が一段落し、テレビで新春の特別番組が放送されていたであろう午後4時15分ごろに起きたとされる。 検察側はこの頃、同病院
さかもと未明さん 「発達障害も悪くないよ、って、いまのアタシは思っています。だからこの本を描けたし、それって幸せなことですよね」 コミックエッセイ『奥様は発達障害』(講談社)を著した、さかもと未明さんの声は明るかった。漫画家として、あるいは人気コメンテーターとして華々しく活躍していたさかもとさんだが、2007年に膠原(こうげん)病と診断され、ヘルパーの助けを借りなければ日常生活も送れなくなった。さらに09年には、自身が長らく「発達障害」とともに生きてきたことを知る。 より正しくいうなら「ADHDと(注意欠陥多動性障害)とAS(アスペルガー症候群)を併発した発達障害」だが、その診断は、さかもとさんにとって福音のようなものだった。考えても考えてもわからなかった生きづらさの理由が、氷解していったからだ。医師からの説明に加えて本を読むなどして勉強を重ね、「なんか発達障害について知るほど、どんどん楽
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『貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで アメリカの教室に入ってみた』(赤木和重/ひとなる書房) 今、日本の教育が変わろうとしている。一昨年6月、下村文部科学大臣は「日本創生のための教育改革」という今後の日本の教育の方向性を明示した。具体的な内容は、早い学齢から職業選択意識を持たせる、大学に就職に直接役に立つ学問を重視させる、などの改革だ。こうした教育改革のモデルは、先進国と呼ばれる世界の国々である。『貧困地区の公立学校から超インクルーシブ教育まで アメリカの教室に入ってみた』(赤木和重/ひとなる書房)は、モデルのひとつであるアメリカの教育改革の成果が、実際の小学校にどう表れているかを観察した一冊だ。 著者は発達心理学・特別支援教育学が専門の大学院准教授。2015年春から1年間、ニューヨーク州シラキュース大学教育学部に客員研究員として赴任した。予備知識なく住まいを決めた著者は、当然
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