みなさんは“コミュニケーション上手”と聞いたときにどういう人を思い浮かべますか? 話がうまい人、誰とでも打ち解けて話ができる人といったような、話し方や自分から発信するテクニックがうまい人というイメージはないでしょうか。 確かにコミュニケーションといわれると、自分の意思をいかに伝えるか、人前で自分の気持ちを発言できるようになるかといった“自己主張のための技術”がクローズアップされる傾向にあります。しかし、コミュニケーション上手といわれる人たちが全て話がうまい人かというと、決してそんなことはありません。 では彼らは何をもってコミュニケーション上手といわれるのでしょうか。それは話の聞き方です。実は、コミュニケーションをとる上で聞き方は話し方以上に重要なものなのです。今回はそんな話の聞き方についてです。 連載:臨床心理士みらーのメンタルアドバイス 臨床心理士みらー プロフィール 大学院修了後、専門
タイトルからして刺激的である。宗教の目的、そして精神科の目的。これらに共通するのは、苦しんでいたり悩んでいたりする人間を「救い」へと導くことである。それを本当にこの2つの分野は可能にするのか、という根源的な問いを発していると言えよう。 しかも著者は、共に当代随一の宗教学者(島田裕巳)と精神科医(和田秀樹)である。2人の歯に衣着せぬ対談が収められた新書は、厳密には「神学書」とは言い切れないが、神学的刺激を与えてくれるという点で、一読の価値はある。 第1章で、日本の現状を2人の視点から概説している。この時はあまり感じなかったのだが、読み通してからあらためて感じるのは、2人とも幼少期からかなり頭が良かったんだなということ、そして人一倍悩んで来られたのだなということ。それぞれがどうして自分の専門分野と出会えたかが、透けて見える内容になっている。 第2章はかなり刺激的。おそらく宗教学者がこのような闊
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