サマーの母親は何を感じているのか?サマーはどのような状況で過ごしてきたのか?サマーと母親が参加している活動にはどのような効果があるのか?サマーは小さなバルコニーの手すりをつかんで、毎日そこで時間を過ごしていました。 ずっと最近まで、これがサマーにとって唯一のまわりの世界との接点でした。 サマーの母親、48歳のカトリーナ・ヨーゼフはこう言います。 「眠る時間になるまで、ずっとバルコニーに立っています。 街を歩く人を見て、遊んでいる子どもたちを見て、サマーは叫んで笑います。 それはサマーの遊びです。」 自閉症スペクトラム障害、社会的なコミュニケーションややりとりに困難をかかえる発達障害がある10歳のサマーは、これまで多くの時間を孤独に過ごしてきました。 故郷であるイラク第二の都市、モスルにいた頃も発達障害の子どもへのサービスが十分でないため、ずっと家の中にいました。 サマーの状態は2011年に
5年ほど前から適応障害とうつ状態と診断され心療内科(病院A)に通い続けています。この2~3ヶ月、気分の落ち込みも減り、そろそろ投薬を減らしたいと思い始めていました。しかし先生の問診時間は2~3分と短く、またカウンセリングの時間も減らされたりいつもの担当の方が辞めたりと、なかなか自分の気持ちを上手く伝えられずモヤモヤしたことが続いていました。(病院Aはカウンセリングと診察は担当者が別です。) そこで「他の病院ではどんな感じなのだろうか?」「本当に薬は続けなくてはいけないのか?」と気になり、ネットで探した心療内科もある総合病院(病院B)を受診しました。 私が「病院Aではカウンセリングの時間を減らされてしまって…」と話をすると、担当の医師から鼻で笑うように「え?うちだってカウンセリングなんて5分だけど?長く話したいなら他所行って」と話し始めてすぐにガツンと言われ、堪らず泣いてしまいました。薬を減
精神科病院を廃止したイタリアで、精神障害者が役者を務めるプロの劇団が来日し、11、13日に公演する。役者たちは、精神障害と向き合いながら、地域社会で暮らす中で感じてきた自由な感性と葛藤を、舞台での表現にぶつけている。 イタリアでは40年前、精神科の患者は自分の意思で医療を選ぶ権利があると規定した「バザーリア法」が施行され、入院による治療から、通院と地域での生活・就労支援に移行した。 この劇団は「アルテ・エ・サルーテ」。北部ボローニャ地域の精神障害者らが集まり、2000年に設立した。地元の公立劇場を拠点に、国内外で公演を重ねてきた。役者のほとんどは精神障害者で、医療機関に通いながら劇団と労働契約を結び、地域で自立して生活。今回は、精神科病院に入院させられたフランス革命期の貴族サド侯爵が、ほかの入院患者とともに、フランス革命指導者マラーの死を通じて、自由を求める戦いを描いた劇中劇「マラー/サド
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