うつ病とストレス うつ病は、憂うつ気分、意欲や興味の低下、不眠、食欲低下などの症状が現れ、それが持続するようになる病気です。うつ病はありふれた病気ですが、どうしてうつ病になるのか、どのような人がうつ病になりやすいのか、などといった詳しいことはよくわかっていません。うつ病の研究といえば、一昔前までは心理的な側面の探求が中心でしたが、科学技術や医学が発展した現在では、分子・細胞レベルでの研究など、生物学的な研究が活発に行われるようになっています。しかし、このような研究が世界中で進められているにもかかわらず、うつ病の原因は未だ明らかになっておらず、診断や早期発見に役立つ客観的な指標も存在しないのが現状です。 多くの場合、うつ病は、ストレスがきっかけとなって発症したり、症状が悪化したりすることはよく知られています。その一方で、大きなストレスにさらされても発症しない人もいれば、比較的小さなストレスで
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