任天堂がゲームのパッケージソフトの購入者に、インターネット経由で追加シナリオを販売する「ネット課金」ビジネスを始めた。これまでゲーム業界で高額請求が社会問題化していたことから参入に慎重だったが、他社が売り上げを伸ばす中で方針を転換した。 任天堂は19日、「ニンテンドー3DS」のソフト「ファイアーエムブレム 覚醒」を発売した。ゲーム本編は、小売業界への配慮などから店頭で販売するが、ゲーム本編とは別の追加のシナリオは、ネットで300円(5月末まで無料)で販売する。追加シナリオを増やし、1本のソフトで継続的な収入を狙う。 決済はクレジットカードのほか、店頭でプリペイドカードを購入する方法がある。こうした仕組みは「ネット課金」や「アイテム課金」と呼ばれる。