美少女やキャラクターモノなど、アニメのテイストを現代アートに持ち込み、特に海外から高い評価を得ているアーティストの村上隆。得てしてアートは分かりにくい世界でもあるが、日本国内からは「アニメの模倣ばかりでオリジナル要素が薄い」「なにが秀でているのかサッパリわからない」との声も多く、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」(2008年版)に選ばれた2人の日本人の1人(もう1人はiPS細胞研究の京都大学・山中伸弥教授)でありながら、海外と国内での評価に大きなギャップがあるアーティストでもある。 そんな村上隆が1998年に制作したフィギュア「My Lonesome Cowboy」が、14日にニューヨークで開かれたサザビーズのオークションで、1516万1000ドル(約15億9200万円)で落札された。村上隆の作品は、過去にも美少女フィギュア「Miss Ko2(KoKo)」が約6800万円、同じ