米シアトルで開催されていたハードウェア開発者向け会議「WinHEC 2006」で、米Microsoftは主にデジタル写真の高品質・高効率圧縮を目的にした新フォーマット「Windows Media Photo(WMP)」を発表した。 WMPは、JPEGなど他の主な自然画圧縮技術と共通の「離散コサイン変換(DCT)」を基礎にした圧縮を行なうが、Microsoftはウェーブレット変換を行なうJPEG2000と同程度の圧縮能力を持つとしている。輝度情報の切り捨てを行なう必要がないため、写真が本来的に持っているはずのディテールを失わない点でも、JPEGなど従来の画像フォーマットに比べて有利だという。 実はこのセッションと重なる形で、プレス向けのWindows Vistaラウンドテーブル会議が開かれたため、日本の報道関係者はこのセッションを見ることができなかった。このため、以下は技術セッションでの発表