デザインケータイの先駆けとなった「INFOBAR」(2003年10月の記事参照)や「W11K」(2004年7月の記事参照)をデザインした深澤直人氏が、3台目のau design project端末を手掛けた。これまでにないフラットなスクエアボディが特徴の「neon」(1月19日の記事参照)だ。
「INFOBARが注目されたので緊張しました。簡単にはできない仕事です」 そう笑って登場した深澤直人氏。思い起こせばau design projectは、深澤氏が手がけた「INFOBAR」とともに始まった。ストレート型のスタンダードを確立したINFOBARの次は、折りたたみ型のスタンダード。そんな想いの中、ほぼ2年をかけてau design project第5弾となるneonは誕生した。 「neonは、形としてのデザインではなく、表示体に新しい考えを盛り込みました。『ネオンみたいだねぇ』と、開発のときに盛り上がり、名前もそのままneonに」 これがneonの基本コンセプトだ。表示体に選んだのはLED。16個のLEDで1文字が構成され(16セグ)、8文字×2行が背面の“内側”に隠されている。 「LED──これがシンプルなプラットフォームを作った理由。何もないところに文字が浮かび上がる」 ne
「neon」の特徴として、四角い外見と並んで重要なのが「背面にLEDの文字が浮かび上がる」こと。時計や再生中の楽曲情報、着信中の相手の名前などを表示することが可能で、アニメーションも含めて142種類のパターンが登録されている(1月19日の記事参照)。 「一見何も起こらなさそうな、つるっとして平らな面がいきなり光る。この驚きを味わってほしい」と話すのは、au design projectを率いるKDDIプロダクトデザインディレクター、小牟田啓博氏。「KDDIに聞く『neon』」後編は、背面およびそのLED表示に焦点をあてる。 PENCKのように丸ければ、塗装も楽だったが…… neonの表面は、写真で分かるとおり何もないフラットなデザインになっている。LEDが光らない状態でも、表面に光沢があって天井の蛍光灯などが映りこんで見える。 「四角い形状で、このような光沢を出すこと自体、実は難しい。『P
3月16日、京都で開催中の「ケータイ国際フォーラム」講演にイー・アクセスの千本倖生会長が登場。歯に衣着せぬ物言いで、ライブドア問題やソフトバンクの動向を含め、通信業界の現状を幅広く論じた。同氏はまた日本の携帯メーカーが世界の市場で苦戦している状況にも触れ、「戦略を間違えた」と斬って捨てた。 ライブドア問題やソフトバンクの買収交渉にも言及 この日、千本氏の講演は昼食休憩後の1時30分から開始された。千本氏は「1時からの講演なんて“最悪”でね……(昼食を食べて眠くなっているだろうが)少し皆さん方に起きていてもらおうと思って、大体こんなことを話すと起きていてくれるんじゃないかと」。そういって同氏が示した講演のアウトラインは、「ホリエモン問題」「ソフトバンクのボーダフォン買収」など刺激的な項目がズラリと並んだ。 ライブドアをめぐる一連の騒動については、「フジテレビの日枝さん(日枝久会長)はまんざら
組み込みPCメーカーのEurotechは、腕時計型のウェアラブルPC「Wrist-Worn Personal Computer」(WWPC)を開発した。医療や救急、メンテナンスなどの現場で活用できるとしている。 省電力CPUと無線通信機能を内蔵し、TFTカラー液晶を搭載。右腕にも左腕にも装着できるストラップ付きで、作業着の上からでも快適に装着して仕事ができるという。 本体の重さは200グラム。タッチスクリーン式のディスプレイではストラップに取り付けられたペンや直接アクセス型キーパッド、ジョイスティックで入力ができる。 充電式バッテリーがストラップに内蔵され、持続時間は最大6時間。GPS受信機能とBluetooth、802.11bの無線LAN機能を備え、最大1GバイトのSDメモリスロット付き。
ソフトバンクがボーダフォン日本法人を買収する交渉中であるいう発表が、3月3日、英国のVodafone本社によってなされた。ソフトバンクは、すでに新規参入者として免許交付が決定している。にもかかわらず、既存事業者の買収を実施しようとする根拠とはなにか。 最下位でも立派な「通信事業者」 業界最下位のボーダフォン。最下位とはいえ、依然として携帯電話のシェア17%弱=約1515万人の加入者を擁し、加入者1人当たり約6000円/月、年合計1兆5千億円の売上で約10%の経常利益を誇るれっきとした「大企業」であり、携帯電話通信を提供する免許を持った稀有な存在だ(加入者数は電気通信事業者協会発表、財務データはボーダフォン発表による)。 過去に、業界初のインターネット互換電子メール「J-Skyメール」、カメラ搭載による「写メール」、そして初のアナログテレビ放送受信端末などを世に送り出し、昨今では大胆な各種定
これがOrigami? Intel、「Ultra Mobile PC」を発表:Intel Developer Forum 米Intelは3月7日、新しい小型PCカテゴリー「Ultra Mobile PC(UMPC)」を発表した。 同社コーポレートバイスプレジデントのショーン・マローニ氏が、Intel Developer Forum(IDF)の基調講演でこの取り組みを明らかにした。 同社はUMPCの特設サイトも設けている。このサイトによると、UMPCは「外出先でのインターネットやエンターテインメント、教育などの利用モデルに最適化され、PCの機能をフルに備える新しいモバイル機器のカテゴリー」。複数のワイヤレス技術が搭載された小型ポータブルマシンで、音楽のダウンロード・再生、テレビ番組や映画の視聴、電子メール、Webサーフィンなどが可能、GPS機能も備えるという。
KDDIが発表した、携帯とPCを連携させた総合音楽サービス「LISMO」。音楽ケータイだけでなく、転送ソフトやミュージックプレーヤーまで用意したのが特徴で、KDDIは「iPod+iTunes」の組み合わせにも勝てるとうたっている。 ではユーザーの判定はどうなのか、ITmedia読者に聞いてみた(2月7日の記事参照)。互角の勝負になるかとも思ったが、結果はかなり一方的な展開となった。 調査期間:2月7日~9日 調査形式:Webアンケート 回答総数:1431 男女比:男性94.3%、女性5.1% 回答したユーザーの属性を見ると、やはり対応キャリアであるauのユーザーが72%で最も多い。ドコモユーザーは25%で、市場シェアから見ると少なめ。ボーダフォンやウィルコムユーザーも11%と少ない。なお、回答者全体の平均年齢は28.8歳だった。 グラフのとおり、全体では8割強がiPod+iTunesを支持
親会社の日本テレコムの買収にともない、J-PHONEが英ボーダフォン傘下に入ったのは2001年10月のこと。しばらくはサービスに大きな変更はなかったなりが、2003年10月には日本でもボーダフォンブランドを採用し、J-PHONEブランドは消滅してしまったなりよね。あれから2年半。2004年の「ボーダフォンから10の約束」撤回騒動や、第3世代携帯電話の整備遅れといった失策によって自滅の道を歩み、かつての好調はどこへやら。ユーザー離れが加速してしまったのは皆さんもご存知のとおりなり。最近は新サービスの「LOVE定額」でやや巻き返しを図っているとはいえ、一度付いた「負」のイメージが払拭できずに、低迷期が続いているなりよね。 そんなボーダフォンに対し、再三流れていたのが「ソフトバンクがボーダフォンを買収する」という噂。携帯電話事業への参入を目論むソフトバンクが、総務省からの免許交付を待たずに携帯電
外出の多いブロガーのために、もうすぐブログ更新用の新しいツールが登場する。 Sony Ericsson Mobile Communicationsは米国時間2月28日、Googleとの提携を発表し、Googleが提供するサービス「Blogger」とウェブ検索機能をSony Ericsson製携帯電話に搭載することを明らかにした。 これにより、Blogger.comに登録していれば、電話機にプレインストールされたソフトウェアを使うことで、携帯電話から自分のブログを更新できるようになる。Sony Ericssonによると、電話機にブログ用ツールを搭載するのは同社が初めてだという。 Sony EricssonのエグゼクティブバイスプレジデントJan Warebyは声明のなかで、「ブログ人口が急激に増加しており、個人ブログの情報やイメージの共有手段としてインターネットに目を向ける消費者がますます増
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