デザイナーのパトリック・スミスは、複雑な7つの精神疾患をグラフィックシンボルに仕上げた。彼がこだわりをみせた精密な色分けからは、特定の精神疾患の区分や孤立、認識が欠如した感覚などを読みとることができる。シンプルでありながらなぜかハッとさせられる構図や配色は、病に苦しむ人々だけでなく、一般に浸透しにくい精神疾患への理解を促すきっかけになるかもしれない。 1. 神経性無食欲症(拒食症) この画像を大きなサイズで見る 病的な痩せを呈する摂食障害であり、精神疾患の一種である。一般には拒食症と呼ばれる。若年層がなりやすく、ボディ・イメージの障害(「自分は太っている」と考えること)、食物摂取の不良または拒否、体重減少を特徴とする。神経性食欲不振症、神経性食思不振症、思春期やせ症とも言う。 2. うつ病 この画像を大きなサイズで見る 気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(し