第163回芥川賞と直木賞の選考会が15日開かれ、芥川賞は高山羽根子さんの「首里の馬」と遠野遥さんの「破局」の2つの作品が選ばれました。また、直木賞は馳星周さんの「少年と犬」が選ばれました。 芥川賞の受賞が決まった高山羽根子さんは、富山市生まれの45歳。多摩美術大学を卒業後、会社勤めのかたわら30代半ばから本格的に小説を書き始め、10年前(2010年)に短編小説「うどん キツネつきの」が創元SF短編賞の佳作に選ばれてデビューしました。 芥川賞は、3回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「首里の馬」は、沖縄の小さな資料館に中学生のころから出入りする女性が主人公です。沖縄の歴史や民俗と向き合おうとする女性の心情を、謎めいたコールセンターでの仕事で知り合った遠くにいる孤独な人たちとのやり取りや、台風の夜に迷い込んだ在来種の馬との出会いなど、印象的なエピソードを交えて描いています。 芥川賞の受賞
2018年3月7日のことです。 夫は震える手で遺書や手記を残してくれました。 私は夫の死後2年経過した2020年3月18日、やっと遺書や手記を公表しました。 そして、同じ日に夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにし、夫と同じように国家公務員が死に追い詰められることがないようにするため、そして、事実を公的な場所で説明したかったという夫の遺志を継ぐため、国と佐川さんを訴えるところまで進みました。 以下、この訴訟に対する私の思いを陳述させて頂きます。 夫は、亡くなるおよそ1年前である2017年2月26日(日曜日)私と神戸市内の梅林公園にいた時、近畿財務局の上司である池田靖さんに呼び出され、森友学園への国有地払い下げに関する決裁文書を改ざんしました。 決裁文書を書き換えることは犯罪です。 夫は「私の雇い主は日本国民。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りを持っています」と生前知人に話していた程国
この中で「接待を伴う飲食店での感染は言うまでもなく、仲間内の飲み会、会食での感染例も、唾液による飛沫感染が起きていると考えられます。最近では、若者だけでなく40代50代の方も増えています」と最近の感染者の状況を伝えています。 そのうえで「アルコールが入って気が大きくなって、大声を出して語り合う。さらに唾液が飛び交います。危ないですね。仕事の帰りに一杯。そこに無症状で感染している人や、ちょっと具合は悪いけど我慢して、飲めば治っちゃうなんていう人がいたら、4日後には、あなたがうつす側に回るかもしれません。市中感染が広がっていることが否定できない今、都心で生活している人、全ての人に飲食を通じて、感染が起きるかもしれません。危ない行為は避けましょう」と呼びかけています。
今回の記録的な豪雨について気象庁の関田康雄長官は「予測が難しい線状降水帯が発生し、予想を超える雨量となった。われわれの実力不足だ。今後、技術開発を進めていきたい」と述べました。 また、今回の豪雨について「各地で甚大な被害が起きており、特に今月4日の熊本県や鹿児島県は予測が難しい線状降水帯が夜間に発生し、気象庁の予想を大きく超える雨になったことを重く受け止めている。前日の段階で特別警報が出るような状況は想定されていなかった。まさにわれわれの実力不足です」と述べ、予測精度の向上に向けて、大雨につながる海上の水蒸気量の観測態勢を充実させることや、線状降水帯など狭い範囲で起きる現象を予測する、技術の開発に取り組む考えを示しました。
東京都は15日、都内で新たに165人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、感染が確認された1人が死亡したことを明らかにしました。 東京都は15日、都内で新たに10歳未満から80代の男女合わせて165人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。 都内では、新たな感染の確認が今月12日までの4日連続で200人を超えていました。その後、200人は下回りましたが、15日で3日連続、100人台になりました。
第163回芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、芥川賞に高山羽根子さんの「首里の馬」と遠野遥さんの「破局」が選ばれました。 芥川賞の受賞が決まった高山羽根子さんは、富山市生まれの45歳。多摩美術大学を卒業後、会社勤めのかたわら30代半ばから本格的に小説を書き始め、10年前(2010年)に短編小説「うどん キツネつきの」が創元SF短編賞の佳作に選ばれてデビューしました。 芥川賞は、3回目の候補での受賞となりました。 受賞作の「首里の馬」は、沖縄の小さな資料館に中学生のころから出入りする女性が主人公です。 沖縄の歴史や民俗と向き合おうとする女性の心情を、謎めいたコールセンターでの仕事で知り合った遠くにいる孤独な人たちとのやり取りや、台風の夜に迷い込んだ在来種の馬との出会いなど、印象的なエピソードを交えて描いています。 芥川賞の受賞が決まった遠野遥さんは、神奈川県出身で東京在住の28歳。慶應義塾
直木賞の受賞が決まった馳星周さんは、北海道出身の55歳。出版社に勤務したあとフリーのライターなどを経て作家になり、平成8年のデビュー作「不夜城」をはじめ、悪事や犯罪に手を染める人間たちのだましあいや裏切りをテーマとした作品を中心に、数々の話題作を発表してきました。 直木賞は今回が7度目の候補で、「不夜城」で最初に候補になってから23年を経て初めての受賞を果たしました。 受賞作の「少年と犬」は、東日本大震災で飼い主を失った同じ犬が登場する6つの作品からなる連作短編集です。この犬を連れ帰った人たちの人生や、ことばが通じない中での人と犬との交流が丁寧に描かれ、最後に収録された表題作で、この犬の行動の謎が明らかにされます。 現在2頭の犬と暮らす馳さんは愛犬家としても知られ、犬との生活が作品づくりの参考になったということです。 馳さんは選考会を前に行われた取材会で、「私にとって犬はかけがえのない家族
東京 新宿の劇場で新型コロナウイルスの集団感染が発生した影響で、演劇の街として知られる東京 下北沢の劇場では公演の規模を縮小したいという劇団からの相談が寄せられ、対応に追われています。 東京 下北沢で8つの劇場を運営する「本多劇場グループ」は、都内のほかの小劇場とともに、感染防止のガイドラインを作成し先月1日、およそ2か月ぶりに営業を再開しました。 劇場では入り口に体温をチェックするサーモグラフィーを設置して検温を行っているほか、客席を半分以下に減らしたり、舞台と客席との間隔を2メートルほど空けたりする、感染予防対策を講じています。 徐々に劇場を利用する劇団も増えてきていますが、今回、新宿の劇場での集団感染が明らかになったことで、客席の数をさらに減らしたり、公演をオンラインでの配信に切り替えたりしたいという相談が寄せられているということです。
気象庁はホームページに民間の広告をはじめて掲載することになりました。専門家は「今後も災害が想定される中、民間資金に頼らざるをえない状況自体が問題で、国は財政基盤をしっかり担保するべきだ」と指摘しています。 大規模な災害が相次いでいる中、気象庁ではホームページでの情報発信や気象衛星での観測の強化のほか、ふだんの気象や地震の観測などのためにかかるシステムの「維持費」は、毎年およそ170億円に増加しています。 一方で全体の予算は大幅に増えず、気象庁はアメダスなど観測機器の更新に充てられる整備費を圧縮することで「維持費」を確保しています。さらに、財政がひっ迫する中で、地球温暖化など異常気象の要因を探るための海洋気象観測船も老朽化が進んでいますが、更新のめどがたっていないということです。今回の広告募集はこうした状況の中で行われ、気象庁は資金調達の模索を続けることにしています。 防災情報に詳しい兵庫県
東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演で発生した新型コロナウイルスの集団感染について、主催者は、観客や出演者など合わせて37人が13日までに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと明らかにしました。出演者の1人が抗体検査で陰性だったことから出演したと説明していることについて、専門家は陰性になっても、現時点でウイルスに感染していないことを示す、いわば「陰性証明」のように使うことはできないと強調します。 これについて、日本医師会の有識者会議のメンバーで、抗体検査に詳しい横浜市立大学の石川義弘副学長は、抗体検査は過去に感染したことがあるかどうか調べるもので、陰性になっても、現時点でウイルスに感染していないことを示す、いわば「陰性証明」のように使うことはできないと強調します。 石川副学長は「ウイルスに感染してから体内に抗体ができるまでには時間がかかる。抗体検査で陰性でも、検査の時点で抗体がな
厚生労働省が実施した新型コロナウイルスの抗体検査で、検出された抗体を調べた結果、ウイルスの感染を防ぐ能力があることがわかりました。厚生労働省の研究班は今後、この能力が体内でどこまで持続するかなどを調べることにしています。 厚生労働省は先月、合わせて7950人を対象に抗体検査を実施し、抗体を保有していることが確認された人の割合は、東京で0.1%大阪で0.17%宮城で0.03%となりました。 さらに国立感染症研究所が検出された「抗体」にウイルスの感染を防ぐ能力があるかどうかを調べたところ、感染を防ぐ「中和活性」と呼ばれる能力が確認されました。 今回、厚生労働省が実施した抗体検査では、2つの会社が製造する試薬が使われていて、どちらも陽性となった人の抗体には感染を防ぐ「中和活性」が確認されましたが、どちらか一方でしか陽性とならなかった人からは、確認されなかったということです。 国内で、「抗体」に感
東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演で発生した新型コロナウイルスの集団感染をめぐっては、関東各地だけでなく愛知県から訪れた観客の感染も確認され、濃厚接触者などの調査・検査対象が拡大しています。 群馬県では感染した保育教諭が勤務するこども園の園児など71人が濃厚接触者であることがわかりました。 群馬県は13日、今月5日に劇場を訪れた玉村町に住む20代の保育教諭の女性の感染確認を発表しています。 女性は、舞台を鑑賞した翌日の6日から11日まで、勤務先の伊勢崎市のこども園に出勤していたため、県が調べたところ園児65人と職員6人の合わせて71人が濃厚接触者であることがわかったということです。 県は、全員のPCR検査を行うことにしています。こども園では14日から臨時休園にする対応をとっているということです。
東京 新宿区の劇場で行われた舞台公演で、新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、舞台を見た観客の20代の女性が、NHKの取材に応じました。 女性は会場に入ったときの印象について「会場内は『舞台ってこんな感じなんだな』と思うくらい狭いと思った。感染のリスクは、出演者との距離も近いが、ぎりぎり大丈夫かなと思った」と話しました。 また、会場内での感染対策については、「入り口には体温を測るカメラが設置され、アルコール消毒を求められた。全員マスクをしていたが、フェイスシールドをしていた人がいたかどうかは後ろの席に座っていたのでわからない。席と席の間は横が1メートルほどあいていたが、前後は、ひざをよけないと通れないくらい接近していた。換気のための窓は1か所開いていたが、途中の休憩時間になぜか閉められて2時間以上そのままだったので大丈夫かなと不安に思った」と話していました。 女性は、今のところ発熱
東京・新宿区の劇場で行われた舞台公演の出演者や客など30人が、新型コロナウイルスに感染しましたが、主催者は、体調不良を訴えた出演者の1人について、業界団体のガイドラインで自宅待機の目安としている37度5分を下回っていたほか、抗体検査では陰性だったことから出演したと説明しています。 これについて、日本医師会の有識者会議のメンバーで、抗体検査に詳しい横浜市立大学の石川義弘副学長は、抗体検査は過去に感染したことがあるかどうか調べるもので、陰性になっても、現時点でウイルスに感染していないことを示す、いわば「陰性証明」のように使うことはできないと強調します。 石川副学長は、「ウイルスに感染してから体内に抗体ができるまでには時間がかかる。抗体検査で陰性でも、検査の時点で抗体がないことを示すだけで、ウイルスに感染していないと証明することはできない。感染していない『お墨付き』のように、誤ってとらえてしまう
奈良県は、今月に入って県内で新型コロナウイルスへの感染が確認された27人のうち13人が大阪で感染したとみられることを明らかにしました。 荒井知事は、大阪での長時間の会食やカラオケに十分注意するよう呼びかける一方、大阪との往来の自粛は求めない考えを示しました。 奈良県内では、今月に入って新型コロナウイルスへの感染が相次いでいて、県は、13日、対策本部会議を開きました。 この中で、今月に入って感染が確認された27人のうち、およそ半数の13人が、大阪で飲食やカラオケなどをした際に感染したとみられることを明らかにしました。 これについて、荒井知事は「大阪で感染したあと、県内の事業所や病院、学校、それに家庭の4つの場所で二次感染が起きているとみられる」としたうえで、大阪で飲食をする場合は大人数や長時間の会食は避けお酌や回し飲みはしないこと、カラオケでは間隔を空けて横並びで行うことなど十分注意するよう
山口県岩国市にあるアメリカ軍岩国基地は13日午後9時すぎ、基地内にいる複数の人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。 人数など詳しいことは明らかにしていません。 岩国基地は感染が確認された人たちの外出制限措置を取るとともに、基地の中で立ち寄るなどした場所の追跡調査や消毒作業を行っているということです。
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