「神奈川独立国」目指す 黒岩知事が表明 神奈川県の黒岩祐治知事は24日の定例記者会見で「県全体を特区として規制緩和を進め、一国二制度のようないわば『神奈川独立国』を目指す」と述べ、独自の地方分権改革案をまとめるプロジェクトチームを同日立ち上げたことを明らかにした。 県からの独立を掲げる林文子横浜市長らの新たな大都市制度構想に対抗する狙いとみられる。 黒岩知事は「国にはできないことを神奈川でやろうと言ってきた。大胆な規制緩和を実現したい」と表明。一例として「外国人の医師や看護師が働け、未承認薬も使える。全県でそういうことを実施できるようにしたい」とした。 プロジェクトチームは知事や副知事らで構成し、外部有識者にも意見を求める。この日開かれた初会合後、黒岩知事は「財政の自立を目指す。税の徴収権を持つことが重要だ」などと述べた。今年秋までに具体策をまとめたいとしている。 同県内では、横