東京電力福島第一原発の専用の港の中で採取された「アイナメ」から、これまでで最大となる1キログラム当たり74万ベクレルの放射性セシウムが検出され、東京電力は魚の駆除を続けるとともに、魚が港の外に出ないようにする対策を進めることにしています。 福島第一原発の専用の港に生息する魚からは、非常に高い濃度の放射性セシウムが検出されるケースが相次いでいて、東京電力は魚の駆除を続けています。 東京電力は先月19日から21日にかけて駆除した5種類13検体の魚の放射性セシウムの測定結果を15日公表しました。 それによりますと、「アイナメ」1匹から1キログラム当たり74万ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。 これは、これまで最大だった51万ベクレルを上回る値で、国の一般食品の基準の100ベクレルの7400倍に当たります。 このほかに採取した魚は、750ベクレルから34万ベクレルでした。 東京電