映画『ウエスト・サイド物語』の感想・内容 「とても素晴らしい映画です」いま改めて観て、完成度の高さに驚きます。撮影、美術、衣装、編集のすべてが芸術的です。もちろん役者の演技も踊りも抜群です。1961年にこれほどの映画を作り上げたロバート・ワイズ監督に畏怖の念を覚えます。まず冒頭のタイトルデザインがとてもおしゃれです。「長い」と感じる方もいますが、よく観てください。赤バックに何やら黒い棒のような物が見えます。最初はそれが何なのかわかりません。そしてそれがニューヨークの上空から撮影された街並みだとわかります。そして本映画『ウエスト・サイド物語』の舞台となる街へキャメラは降りていきます。 降り立った場所はバスケットコートです。数人の若者が指を鳴らしています。衣装がいいです。カラフルなシャツを着ています。それに相まってニューヨークの下町の雰囲気にどこか危険な街と若者を助長させてくれます。そしてキレ