クルマを選ぶとき、大きなポイントになる燃費。しかし実際に走らせてみると、カタログどおりの結果にはならないものです。なぜ、そのようなことになるのでしょうか。また、それに近づけるためにはどうしたらよいのでしょうか。 日進月歩のカタログ燃費、しかしその実態は? 2016年の春、クルマ関連のニュースでホットな話題のひとつになった燃費の問題。そのユーザーにとって「燃費」は身近なものですから、話題の当事者でなくとも関心のある人はきっと多いことでしょう。 クルマにおける「燃費性能」とは、ひとりのユーザーのランニングコストを左右するだけではありません。視野を広くすれば、どれだけの石油資源を利用し、そして排気ガスによって環境へどれだけ影響を与えるのか、という一面があります。つまり「燃費の悪いクルマ」は「資源をたくさん消費し、大気をより汚染する」という考え方です。 そのため日欧米では年々「燃費規制」という形で