富山県内の各地を走る富山地方鉄道(富山市)の路線バスは、かつて車体が涼しげな水色のラインで統一されていた。1990年代半ばから緑色のラインに切り替わり、年々少なくなる水色のバスは「青バス」として利用者やファンから愛されるようになったが、近く姿を消すという。 「青バス」で現役なのは、大型車1台、中型車3台のみ。91年から走り続けている唯一の大型車「200号」は今年度中に引退する予定。 約75人乗りの200号は、今も平日に富山駅前―新高岡駅線など3路線を走る。車内につり革はなく、高い背もたれがついた2人掛けのシートが2列に並ぶ長距離走行向けの仕様。導入翌年には、小杉町(現射水市)で開かれた「ジャパンエキスポ富山」の会場への臨時便に使われた。 乗車してみると、加減速時や路面に凹凸がある時には車体が跳ねるように上下する。エンジン音や、サッシ窓がガタガタと揺れる音で車内アナウンスが聞き取りにくい。車
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