かつて、がんは公表をためらう病気だった。今もその状況は残っているものの、あえて自らの口で語ることで、前向きに生きようという患者も増えている。北海道在住のがん患者28人が今月、実名で自らの闘病を記した「北海道でがんとともに生きる」(寿郎社、2160円)を出版した。年齢も幅広く、病気の部位もさまざま。初期で治癒に至った人もいれば、再発を繰り返し、治療を続けている人もいる。 8年前、高校生の時に急性白血病が分かった清野莉恵さん(24)は、抗がん剤治療を受けながら高卒認定資格を取り、進学。大学在学中に妊娠・出産し、現在は働くシングルマザーだ。就職活動の際はあえて自らの病歴を話した。なぜなら「病気を経験したから今の私がある」から。
障害者団体によるNPO法人「DPI日本会議」(千代田区)は、出生前診断や尊厳死、就学や就労など、障害者にかかわるさまざまな課題を一問一答形式でまとめた「知っていますか? 障害者の権利一問一答」(解放出版社)を出版した。高校生にも分かりやすい内容を目指し、当事者や専門家約30人が、25項目について説明している。障害者差別解消法が昨年4…
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