米国商務省産業安全保障局(BIS)は4月19日、中国の華為技術(ファーウェイ)向けの輸出管理規則(EAR)に違反したとして、米国企業のシーゲイト・テクノロジーに3億ドルの罰金を科すと発表した。BISが執行した個別案件としては過去最高の罰金額となる。 シーゲイトはカリフォルニア州に本社を置くハードディスクドライブ(HDD)のメーカー。同社のカリフォルニア州フレモント拠点と、シンガポールにあるインターナショナル本社が罰金の対象になった。 BISは2020年8月に、ファーウェイに特化してEARの一部を強化しており、指定した製品(物品・技術・ソフトウエア)の輸出などを行う場合は、米国外で製造されていても、米国製の技術・ソフトウエアが用いられている限り、事前にBISの許可を得る必要がある(2020年8月18日記事参照)。これは、いわゆる外国直接製品(FDP)ルールと呼ばれる域外適用を可能とする特則で
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