米国の調査報道サイト「プロパブリカ」は10日、トランプ米大統領が2017年2月に南部フロリダ州で安倍晋三首相と会談した際に、トランプ氏を支持する大口献金者である米カジノ大手「ラスベガス・サンズ」に日本参入の免許を与えるよう強く求めたと報じました。安倍首相は6月の衆院内閣委員会でこの問題について「そんな事実は一切なかった」と否定していましたが、答弁の真偽が問われる事態になりました。 同報道によると、トランプ氏と安倍首相はホワイトハウスでの首脳会談を終えた後、フロリダ州にある高級別荘「マールアラーゴ」に移動し、週末を過ごしました。この時の会談について知る2人の人物によると、トランプ氏はラスベガス・サンズの日本進出について話を持ち出しました。 トランプ氏は安倍首相に対し、ラスベガス・サンズの免許交付について熱心に考えるべきだと告げました。安倍首相は直接には応じず、「情報提供をありがとう」と答えた