防衛省は7日、米軍三沢基地所属のF16戦闘機が訓練中だった6日午後6時35分ごろ、三沢市と六ケ所村にまたがる三沢対地射爆撃場から西約5キロの訓練区域外の同村民有地に、模擬弾1発を誤って落としたと明らかにした。7日午前、米側から連絡が入った。模擬弾はコンクリート製で、重さ二百数十キロ。住民被害の報告はないが、関係自治体は「人命に関わる重大な問題」として米軍側に抗議した。 模擬弾の落下について、在日米軍司令部は公式ツイッターで「原因は調査中」とし、「三沢基地は当面、このような訓練を中止する」と明らかにした。基地もホームページで同様のコメントを発表した。 落下地点は村立南小や村立第二中から西約1キロの牧草地。日本原燃の使用済み核燃料再処理工場からは南約10キロ。現場は直径2~3メートルにわたり、地面がえぐらていた。目視では模擬弾を確認できない状況。三沢防衛事務所によると、8日以降に米軍が回収に当