日本維新の会の鈴木宗男参院議員が5月にJR新宿駅(東京都)前であった街頭演説で、夏の参院選東京選挙区(改選数6)から維新公認で出馬する立候補予定者や維新の名前を挙げ、参院選の投票用紙への記入を呼び掛けていたことが判明した。公職選挙法は、公示前に特定の候補者や政党に投票を呼び掛ける行為を「事前運動」として禁止しているが、鈴木氏は取材に「(発言は)問題ない」と話している。 維新は、参院選東京選挙区に元大阪市議の女性を擁立すると発表している。この元市議や松井一郎代表(大阪市長)が参加する街頭演説が5月15日に新宿駅前で行われた。鈴木氏もマイクを握り、「女性の国会議員を増やさなくてはいけない」と強調。演説が大詰めを迎えると、東京選挙区では元市議が立候補予定であると伝え、1枚目の投票用紙に元市議の名前を記入するよう訴えるとともに、「2枚目は比例区、全国区です。ここは『維…