米国とイランが日本時間8日午前、2週間の停戦合意を発表したことに対して、海運業界は慎重姿勢を見せる。米トランプ大統領は「ホルムズ海峡の即時かつ完全な解放で合意した」とするのに対して、イラン側の発表は「軍との調整」などを条件としており、双方の考えに大きな隔たりがある。国内の海運会社関係者はペルシャ湾内に滞留している日本関係船の退避に期待を示しつつも「安全性の判断は個社でできるものではない。政府や日本船主協会、全日本海員組合なども含めて安全を確認する必要がある」とコメント。合意が実効性のあるものか見極める考えを示した。 同関係者によると、船舶が滞留している場所によって、退避にかかる時間には最大1―2日程度の差が出る。安全確認に時間を要すれば、期間内のペルシャ湾脱出は困難となる恐れもある。「外国人船員と混乗している船の場合、その国の関係機関との合意も不可欠」とし、停戦期間内の退避完了を不安視する

