今月、辺野古新基地建設を押し進める姿勢を鮮明にしている菅新政権が誕生しました。しかし、工事が進むにつれ膨れ上がる莫大な費用や軟弱地盤など、数々の問題もあらわになっています。果たして工事は、国のいうようにできるのでしょうか? 8日に公開が始まった「設計変更の申請書」。県庁や名護市役所など県内8カ所で見ることができます。その分厚いファイルに収められた資料は膨大で、2200ページにも及びます。国が進めようとしている工事には、技術者や専門家から批判が相次いでいます。 土木技師・北上田毅さん「そこのけ、そこのけ、辺野古が通るという感じで…特殊な作業船をね、長期間辺野古に集中させることが可能なのでしょうか?」 設計変更の最も大きな変更点が「地盤改良」です。国が設計変更を出したのは、工事を始めた後にマヨネーズ状とも呼ばれる「軟弱地盤」の存在が、大浦湾側に広がっていることが判明したためです。 軟らかい地盤