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2014年6月6日のブックマーク (3件)

  • 「一番好きではないのに選んでしまった」を理論化する:日経ビジネスオンライン

    渡辺安虎・米ノースウエスタン大学経営大学院助教授による、次世代自動販売機の売り上げデータから消費者の考えていることを読み取る研究が、日経ビジネスオンラインの2013年9月30日の記事「今日売れるのはホット飲料か、コールドか 最先端の経済学が明かした、エキナカ自販機1台ごとの『売る力』」で、紹介された。渡辺教授は、筆者の長年の悪友でもある。 実はこの研究の背景には、経済学のもっとも重要な概念である「顕示選好」の理論が隠れている。「顕示選好」の考え方は、一言でいえば「消費者が実際に選んだものから消費者の好みを推計する」というもので、経済学のみならずマーケティングにも大いに応用できる考え方だ。 しかし、稿で紹介されている次世代自動販売機などのように、あまりに選択肢が多くて消費者が全部の商品を比較できないような状況ではどうすればいいのかがこれまで議論されてこなかった。稿では渡辺教授のチームの研

    「一番好きではないのに選んでしまった」を理論化する:日経ビジネスオンライン
  • “長寿破産”を避ける4つの方策:日経ビジネスオンライン

    「豊作貧乏」という言葉がある。農産物が採れ過ぎて価格が暴落する。それで採れ過ぎた野菜をブルドーザーで土に埋めたりするのだが、最近は見かけなくなった。代わりにこれに似た現象として、今後は高齢者たちの「長寿破産」、つまり予想外に長生きし過ぎて資産を使い果たす人が出てくる気がする。 すでに“長生きは人生のリスクのひとつ”とされ、それに備えるために年金制度がある。しかし、今のベースで掛金の不払いが続くと(全体の4割、若年層では半分以上が払っていない)先行きはわからない(政府は大丈夫だと言うが…)。そこで今回は「長生き」の是非(!?)について考えてみたい。 長寿による財政破たん 実はわが国の財政は、人口の高齢化による“長寿破たん”のリスクにさらされている。言われ尽くしたことだが、高齢化が進むと社会保障費、とりわけ医療費が増え、財政を圧迫する。自治体も同じだ。大阪府の場合、現在、約1.55兆円もの公費

    “長寿破産”を避ける4つの方策:日経ビジネスオンライン
  • ビッグデータはヒトを家畜化する:日経ビジネスオンライン

    ビッグデータの活用でバラ色の未来が来るといわれるが、当か。 ビッグデータと聞くたびに、私は幼い頃に読んでドキドキした宮沢賢治の『注文の多い料理店』や、高校の英語の副読で読んだジョージ・オーウェルの『アニマル・ファーム』を思い出す。 これらの小説ではヒトは家畜として扱われ、またそれこそが人間の質だと教える。ビッグデータという技術は、便利な社会をつくる半面、小説に描かれていたヒトが家畜化した世界を現実化させるような気がする。 まずはモノや動物のチェックから ホンモノの家畜の世界では、新型インフルエンザなど疫病の管理が大きな課題になっている。鳥インフルエンザにしろ、BSE(牛海綿状脳症)にしろ、家畜の病気はやっかいだ。なにしろ飼い主の人間も家畜の親戚である。病気が移れば、ニワトリ1匹から始まって、何百万もの人が死亡しかねない。 ところが、家畜はべ物であり、量産の対象だ。予防や治療に人間の

    ビッグデータはヒトを家畜化する:日経ビジネスオンライン