去年1年間に国内で新たに報告されたエイズの患者とエイズウイルスの感染者は、合わせて1546人で、過去2番目に多かったことが、厚生労働省のまとめで分かりました。 厚生労働省によりますと、去年1年間に国内で「エイズを発症した」と報告された患者は469人で、前の年より22人増えました。 また、エイズウイルスへの感染が報告された人は1077人で、前の年より75人増えました。 患者と感染者を合わせた数は1546人で、統計を取り始めた昭和60年以降、2番目に多くなっています。 これまでに国内で報告された患者と感染者は合わせて2万2971人で、男性どうしの性的な接触で感染したケースが半数を占めているということです。 感染した人のおよそ3人に1人は、発症したあとに医療機関を受診して、初めて感染に気付いたということです。 厚生労働省のエイズ動向委員会の委員長で、東京大学医科学研究所の岩本愛吉教授は、「早期に