Valuationはきわめて急激な速度で上昇を続けていた。おそらく未上場株式市場が高騰していたのだろうと私は思う。しかし正確なところはわからない。あまりにも高騰の速度が速いせいで、売却の可能性というものが消滅してしまいかねない。あるいはただのバブルだったのかもしれない。 僕はそんな市場環境に嫌気が差しながら、自らが仕掛けたディールが失敗に終わり、やけになって昼からFacebookをしながらウィスキーのオン・ザ・ロックを煽っていた。するとこんなニュースが目に入ってきた。 ーiemo買収ー 村田マリの打ち手は、いつも僕の想像の二手先をゆく。この高騰した市場環境の中でこのタイミングで売却するのは僕には至極合理的に思えた。僕の頭の片隅でリトル・村田マリがこういっている。 早い?私の中では予定通りよ。 やれやれ。なんという展開の早さだ。シリアルアントレプレナーの戦い方はやはり違う。それにしてもどこが