ある自治体で、路面電車のような新しい交通システムの社会実験が行われています。車両として使われているのは、ゴルフ場の電動カートです。公道での自動走行も行われています。 レールの代わりに地中の磁力線 決まったルートで自動走行 高齢者などの「交通弱者」や観光客などの移動手段確保を目的に、各地で新たな移動手段が検討されています。たとえば名古屋市は2017年1月に、名古屋駅を起点としてLRT(路面電車)とBRT(バス高速輸送システム)を組み合わせたシステムを導入すると発表。自動走行技術などを活用した次世代交通システムの開発も、国の主導で行われています。 そうしたなか、石川県輪島市では中心市街地の交通手段として、ヤマハ発動機が協力してゴルフ場の電動カートをベースにしたシステム「エコカート」の社会実験が行われています。 輪島市が社会実験を行っている「エコカート」。ゴルフ場の電動カートをベースにしたもの(