2011年07月26日00:00 カテゴリコラム 震災後に日本は復活すると主張する本が激増する不思議 東日本大震災が発生した3月11日後に、一時的現象として一つにまとまろうみたいな綺麗事がはやったのは記憶に新しいが、その延長なのかどうかはわからないものの、日本は必ず復活するという奇妙なタイトルの本がいっぱい増えたのには驚かされた。もちろんその逆もあるが、震災前の破綻本だらけだった状況と比べて隔世の感すらあった。そしてあの破綻論者の副島でさえ復活するみたいなタイトルの本を書いている。 日本が復活すると言っても、いったい何を持って復活と定義するのかまでは中身をいちいち読む気すらしないからわからないが、震災前と同じ状態にまでなることが復活というなら、そこまでいく可能性はあるかもしれない。あるいは高度経済成長期のような経済成長が起きることを復活と言うなら今の人口構造などの状況ではまず有り得ない。